ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
イドリスの誘いはありがたいけれど、シアがこの国に来るのは難しい。勝手に離宮を出ていくわけにもいかない。
「僕と結婚したら、確実に見られるけど? 一番いい席を確保しておくよ」
「うーん、それは」
イドリスはなにかと言うと求婚してくるけれど、どこまで本気なのかがシアにはよくわからない。
「国元が落ち着いていれば、来たらいいんじゃないか?」
海風に目を細めていたエドが、こちらを振り返る。そうは言っても、なんとなく口調は面白くなさそうだ。
「……でも」
「別に、シアさんの行動を縛るつもりはないと思いますよ」
と、ヨアキムが側から言葉を添える。
(それは、わかっているんだけど)
頼りにされないのがなんとなく嫌だと思ってしまうのはきっと、シアのわがままなのだろう。
「このあたりで船を停めるってさ」
ちょうどいい頃合いに来たところで、船が停められる。周囲を見回してみれば、同じように何隻かの船が出ていた。
「イドリス、あちらの船は?」
「この海は魚が豊富に捕れるんだよね。仕事を休んだ冒険者達が釣りに出ていることもある」
「僕と結婚したら、確実に見られるけど? 一番いい席を確保しておくよ」
「うーん、それは」
イドリスはなにかと言うと求婚してくるけれど、どこまで本気なのかがシアにはよくわからない。
「国元が落ち着いていれば、来たらいいんじゃないか?」
海風に目を細めていたエドが、こちらを振り返る。そうは言っても、なんとなく口調は面白くなさそうだ。
「……でも」
「別に、シアさんの行動を縛るつもりはないと思いますよ」
と、ヨアキムが側から言葉を添える。
(それは、わかっているんだけど)
頼りにされないのがなんとなく嫌だと思ってしまうのはきっと、シアのわがままなのだろう。
「このあたりで船を停めるってさ」
ちょうどいい頃合いに来たところで、船が停められる。周囲を見回してみれば、同じように何隻かの船が出ていた。
「イドリス、あちらの船は?」
「この海は魚が豊富に捕れるんだよね。仕事を休んだ冒険者達が釣りに出ていることもある」