ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「エド、ちょっといいかな?」
なにがあるのかと思ったら、イドリスがエドを呼びに来た。こんな風に彼が自分を呼び出すと思っていなかったから、エドの方も困惑してしまう。
シャーミルはどうしたのだろう。イドリスだけがここに来るなんて。
「シアはもう寝たみたい。上に行こうよ。他の人に聞かれたくない話だしさ」
イドリスがなにを話そうとしているのか疑問はあるけれど、放置しておくわけにもいかないので、おとなしくついていく。
導かれるまま、階段を上がる。連れていかれたのは最上階――ではなかった。さらにその上、屋上だ。
「……なんだ、これは」
我ながら、どんな感想なのだと思うが、実際口から出てきたのはこれだけだった。
誰もいない夜の海というのは、こんなにも暗いものだったのだろうか。いつもよりふた回りほど大きく見える月が、優しい光を注いでいる。
月の光を受け、白い波は銀色に輝いていた。まるでシアの髪のような色だと思い、慌てて視線をそらす。
「あんたさあ」
なにがあるのかと思ったら、イドリスがエドを呼びに来た。こんな風に彼が自分を呼び出すと思っていなかったから、エドの方も困惑してしまう。
シャーミルはどうしたのだろう。イドリスだけがここに来るなんて。
「シアはもう寝たみたい。上に行こうよ。他の人に聞かれたくない話だしさ」
イドリスがなにを話そうとしているのか疑問はあるけれど、放置しておくわけにもいかないので、おとなしくついていく。
導かれるまま、階段を上がる。連れていかれたのは最上階――ではなかった。さらにその上、屋上だ。
「……なんだ、これは」
我ながら、どんな感想なのだと思うが、実際口から出てきたのはこれだけだった。
誰もいない夜の海というのは、こんなにも暗いものだったのだろうか。いつもよりふた回りほど大きく見える月が、優しい光を注いでいる。
月の光を受け、白い波は銀色に輝いていた。まるでシアの髪のような色だと思い、慌てて視線をそらす。
「あんたさあ」