ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「兄上、今から遊びに行ってもいいですか?」
「あ、ああ――そうだな。シアがよければ」
なんだか、エドの様子がおかしい。
けれど、その理由にシアが気づくことはないのだった。
アンセルムとの対面の場となった本宮からシアのいる離宮までは、歩くと結構な距離がある。そのため、急きょ馬車が用意された。
「わあ、鳥がいます! あの鳥はなんだろう……!」
馬車の窓に張りつくようにして、アンセルムは、離宮の前に集まっている鳥達を眺めていた。彼にとっては、見慣れた庭園の景色だろうに。
「シアお姉様、どうしてあんなに鳥がいるんですか?」
「あれは、餌台に餌を置いているからです。いろいろな鳥が食べに来るから、観察すると面白いですよ」
「近くで見られますか?」
「かまいません。鳥達を驚かせないように、静かにしていただければ」
両手で口を覆い、こくこくとアンセルムはうなずく。
そこまで静かにしなくても大丈夫だけれど、その様子はあまりにも可愛らしい。
「陛下もよろしいですか?」
「ああ」
「あ、ああ――そうだな。シアがよければ」
なんだか、エドの様子がおかしい。
けれど、その理由にシアが気づくことはないのだった。
アンセルムとの対面の場となった本宮からシアのいる離宮までは、歩くと結構な距離がある。そのため、急きょ馬車が用意された。
「わあ、鳥がいます! あの鳥はなんだろう……!」
馬車の窓に張りつくようにして、アンセルムは、離宮の前に集まっている鳥達を眺めていた。彼にとっては、見慣れた庭園の景色だろうに。
「シアお姉様、どうしてあんなに鳥がいるんですか?」
「あれは、餌台に餌を置いているからです。いろいろな鳥が食べに来るから、観察すると面白いですよ」
「近くで見られますか?」
「かまいません。鳥達を驚かせないように、静かにしていただければ」
両手で口を覆い、こくこくとアンセルムはうなずく。
そこまで静かにしなくても大丈夫だけれど、その様子はあまりにも可愛らしい。
「陛下もよろしいですか?」
「ああ」