ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
いつも、シアが来ると店番を任せて行ってしまうのに、今日のベラはカウンターの中に入ったまま。彼女はシアがきょとんとしている様子に口を開けて笑った。
「久しぶりに来たあんたの話を聞かないでどうするのさ? ほら、そこに座るといいよ」
ベラの店は、ベラの調合したハーブティーを飲むために訪れる人も多い。最近はシアがお菓子を差し入れるので、ついでにそれを摘まんでいく人もいる。
そのため、カウンターを挟むように何脚かの椅子が置かれていて、ここでもおしゃべりができるようになっていた。
いつもは、カウンターの内側からお茶を出す側なので、反対側に座るのは新鮮な気分だ。
「今日はなにを持ってきてくれたんだい?」
「フロランタンを焼きました!」
いいね、とベラがまた笑う。
その顔を見ていたら、日常に戻ってきたような気がした。ああいう大冒険は、もしかしたら、シアには向いていないのかも。自由に生きたいと願ってここに来たけれど、もともとシアが願っていた自由は、この店で過ごす時間のようなものだった。
「それから、お土産です。旦那さんとお揃いのナイフ」
「おや、私にもお土産? ありがとう」
「久しぶりに来たあんたの話を聞かないでどうするのさ? ほら、そこに座るといいよ」
ベラの店は、ベラの調合したハーブティーを飲むために訪れる人も多い。最近はシアがお菓子を差し入れるので、ついでにそれを摘まんでいく人もいる。
そのため、カウンターを挟むように何脚かの椅子が置かれていて、ここでもおしゃべりができるようになっていた。
いつもは、カウンターの内側からお茶を出す側なので、反対側に座るのは新鮮な気分だ。
「今日はなにを持ってきてくれたんだい?」
「フロランタンを焼きました!」
いいね、とベラがまた笑う。
その顔を見ていたら、日常に戻ってきたような気がした。ああいう大冒険は、もしかしたら、シアには向いていないのかも。自由に生きたいと願ってここに来たけれど、もともとシアが願っていた自由は、この店で過ごす時間のようなものだった。
「それから、お土産です。旦那さんとお揃いのナイフ」
「おや、私にもお土産? ありがとう」