ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「ほら、世の中の女性がどういうものを好むとかぜんぜんわからないから、少し見て回りたいの」

 先ほどのカフェでも、エドは人の目を集めていた。主に女性の。なにか言えるような立場でもないので、わきまえるようにしているつもりだけれど。
 今のところは、以前、リスヴェンを魔物の襲撃から守った時にもらった服を着ているけれど、いつまでもこれを着ているというわけにもいかない。

「さっき、全然役に立てなかったから……」

 ヨアキムの妹に贈る品を探す手伝いをしたはずだったのに、手伝いは全部マルにお任せになってしまった。
 エドも最初からシアには期待しておらず、マルにマルッとお任せであったけれど、それが悔しかったというか残念だったというか。
 単純に、綺麗な品や可愛らしい品を見て回るのは楽しかったのだけれど。
 とはいえ、今のシアの服装ではひとりで先程の通りを歩くのはちょっと心もとない。もう少し、気楽な通りをいくことにした。
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