ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
広場の向こう側を仲間らしき男性と談笑しながら歩いているのは、アロイスという名の冒険者である。シアが最初にリスヴェンに来た時、シアのポーションをだまし取ろうとしたのが彼だった。
シアとしては、ベラと知り合うきっかけを作ってくれたからありがたい人なのだけれど、マルにとっては許しがたい相手らしい。
シアのポーションが評判になった時、アロイスも一本買おうとしたけれど、ベラに値段を吊り上げられたなんて話も聞いている。
それは、なにも知らない小娘をだまそうとしたアロイスに非があるので、我慢してもらいたいところだ。
「アロイスさん、こんにちは」
「や、やあ」
シアを見たアロイスは、いくぶん気まずそうな表情であった。そろそろ、あの時のことは忘れてもかまわないのに。
「ポーション、足りてますか?」
「悪かったって、あの時は!」
「別に、怒っているわけじゃないんですよ。ベラさんも、そろそろ許してやろうかって言ってますし」
アロイスの反応に、思わずくすくす笑いを漏らした。あの時のことを、どうやらまだ気にしているらしい。
「あ、ああ――また、そのうち行くよ。今は足りてるんだ」
シアとしては、ベラと知り合うきっかけを作ってくれたからありがたい人なのだけれど、マルにとっては許しがたい相手らしい。
シアのポーションが評判になった時、アロイスも一本買おうとしたけれど、ベラに値段を吊り上げられたなんて話も聞いている。
それは、なにも知らない小娘をだまそうとしたアロイスに非があるので、我慢してもらいたいところだ。
「アロイスさん、こんにちは」
「や、やあ」
シアを見たアロイスは、いくぶん気まずそうな表情であった。そろそろ、あの時のことは忘れてもかまわないのに。
「ポーション、足りてますか?」
「悪かったって、あの時は!」
「別に、怒っているわけじゃないんですよ。ベラさんも、そろそろ許してやろうかって言ってますし」
アロイスの反応に、思わずくすくす笑いを漏らした。あの時のことを、どうやらまだ気にしているらしい。
「あ、ああ――また、そのうち行くよ。今は足りてるんだ」