ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「すみません! なにか御用でしたか?」
今日はエドは街に下りていたけれど、ヨアキムは王宮に残っていたのだろうか。冒険者としての服装ではなく、城に勤める者の装束に身を包んでいた。
「今日は、陛下とは一緒ではなかったのですか?」
「ベラさんのお店で会いましたけど――あ、あと」
と、ここまで口にして続けてしまっていいのだろうかと迷った。ヨアキムの妹の誕生日プレゼントであるけれど、一緒に探したと言ったらなんだかまずそうな気がする。
「お買い物のお手伝いをしました……」
言わない方がいいのかと迷ったのは一瞬だけ。すぐに気持ちを変えたのは、こちらを見るヨアキムのまなざしが冷たかったからだ。
(エドさんの側近だからって、私と仲良くしないといけないってこともないんだろうし)
シアに対する態度は丁寧であったけれど、時には慇懃無礼を言ってもよかったと思う。今、そこを追及したところでどうなるというわけでもないのだが。
「買い物の手伝い?」
「ええと、その。ヨアキムさんの妹の誕生日プレゼント……ああっ、エドさんが用事があったのは、私じゃなくてマルですけど!」
今日はエドは街に下りていたけれど、ヨアキムは王宮に残っていたのだろうか。冒険者としての服装ではなく、城に勤める者の装束に身を包んでいた。
「今日は、陛下とは一緒ではなかったのですか?」
「ベラさんのお店で会いましたけど――あ、あと」
と、ここまで口にして続けてしまっていいのだろうかと迷った。ヨアキムの妹の誕生日プレゼントであるけれど、一緒に探したと言ったらなんだかまずそうな気がする。
「お買い物のお手伝いをしました……」
言わない方がいいのかと迷ったのは一瞬だけ。すぐに気持ちを変えたのは、こちらを見るヨアキムのまなざしが冷たかったからだ。
(エドさんの側近だからって、私と仲良くしないといけないってこともないんだろうし)
シアに対する態度は丁寧であったけれど、時には慇懃無礼を言ってもよかったと思う。今、そこを追及したところでどうなるというわけでもないのだが。
「買い物の手伝い?」
「ええと、その。ヨアキムさんの妹の誕生日プレゼント……ああっ、エドさんが用事があったのは、私じゃなくてマルですけど!」