ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
たしかにエドと一緒に歩くのは楽しかったので、つい後ろめたさが先に来る。実際に力になったのはマルであって、シアはついて歩いていただけなのだけれど。
「あの方にも困ったものですね」
頭が痛いと言いたそうに、ヨアキムは唸った。それからシアの方をまっすぐ見た彼は、その場で深々と頭を下げる。
「どうか、殿下とは今の距離を保ってください。これ以上近づかないでいただけると助かります」
「お見合いをするから?」
どこで聞いたのかと言いたそうに、ヨアキムは眉を上げる。
「あの、街で噂に――」
「そうなのですよ。陛下は今が大切な時です。元王太后があんなことになった今、陛下には有力貴族の後ろ盾があった方がいい」
その一言で悟ってしまう。
今日、ヨアキムとはどんな関係なのかをエドから先に聞かされていたというのもあるかもしれない。
たったひとり、エドを支え続けた忠臣。その彼が、エドには協力者が必要だと判断したのだ。ならば、シアがなにか言えるところではない。
「……わかりました」
「よろしいのですか?」
わかったと言ったら、自分で頼んできたくせにヨアキムは意外そうな表情になる。
「あの方にも困ったものですね」
頭が痛いと言いたそうに、ヨアキムは唸った。それからシアの方をまっすぐ見た彼は、その場で深々と頭を下げる。
「どうか、殿下とは今の距離を保ってください。これ以上近づかないでいただけると助かります」
「お見合いをするから?」
どこで聞いたのかと言いたそうに、ヨアキムは眉を上げる。
「あの、街で噂に――」
「そうなのですよ。陛下は今が大切な時です。元王太后があんなことになった今、陛下には有力貴族の後ろ盾があった方がいい」
その一言で悟ってしまう。
今日、ヨアキムとはどんな関係なのかをエドから先に聞かされていたというのもあるかもしれない。
たったひとり、エドを支え続けた忠臣。その彼が、エドには協力者が必要だと判断したのだ。ならば、シアがなにか言えるところではない。
「……わかりました」
「よろしいのですか?」
わかったと言ったら、自分で頼んできたくせにヨアキムは意外そうな表情になる。