ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
エドは、魔物の呪いを受けたと言われていた。実際にはここに呪いをかけていた人物がいるのだが、そこはまあよしとする。
なんにせよ、母国にいた頃の〝呪われた聖女〟とは違うのだということを、今になって改めて実感させられたような気がする。
(……それにしても、ずいぶん多いのよね)
希望者のリストを、指でなぞる。今日は四人、明日は五人。その次の日は、ベラのポーション屋に行くから貴族との面会はお休みだ。
それにしても、ベラの店にいる時とはシア自身の緊張感がまるで違う。ベラの店では何人相手にしようが全く疲れなかったのに、ひとり会っただけでこんなにぐったりしてしまうとは。
(いえ、違うわね)
ベラの店で会う人は、気のいい人ばかり。けれど、今日ここに来た人は、シアをどう利用しようと考えているのが、笑顔の裏に透けて見えた。
エドの役に立ちたいと始めたはずが、始めたばかりでこんなにぐったりしてしまうとは――。
「疲れるなら、やめちゃってもいいと思うんだよ? 耐えられない相手なら、僕が外に放り出すし」
シアの膝の上に飛び乗ったマルが言う。その発言に小さな笑いが漏れた。
なんにせよ、母国にいた頃の〝呪われた聖女〟とは違うのだということを、今になって改めて実感させられたような気がする。
(……それにしても、ずいぶん多いのよね)
希望者のリストを、指でなぞる。今日は四人、明日は五人。その次の日は、ベラのポーション屋に行くから貴族との面会はお休みだ。
それにしても、ベラの店にいる時とはシア自身の緊張感がまるで違う。ベラの店では何人相手にしようが全く疲れなかったのに、ひとり会っただけでこんなにぐったりしてしまうとは。
(いえ、違うわね)
ベラの店で会う人は、気のいい人ばかり。けれど、今日ここに来た人は、シアをどう利用しようと考えているのが、笑顔の裏に透けて見えた。
エドの役に立ちたいと始めたはずが、始めたばかりでこんなにぐったりしてしまうとは――。
「疲れるなら、やめちゃってもいいと思うんだよ? 耐えられない相手なら、僕が外に放り出すし」
シアの膝の上に飛び乗ったマルが言う。その発言に小さな笑いが漏れた。