ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
 最初に友人と言ったのはエドだけれど――そう言ってしまったのは、失敗だっただろうか。

(アンセルムも、シアにずいぶん懐いているな)

 シアとアンセルムの交流は、エドの予想を超えて順調である。

「兄上! 夕方、シアお姉様のところに行ってもかまいませんか?」

 午前中の勉強を終えたアンセルムが、エドの執務室にやってきた。昼食を一緒にとろうというのである。
 イリアを遠方で幽閉刑にしてからというもの、アンセルムの住まいはエドと同じ建物になった。まだ十歳の彼に、独立した宮を与えるのは早い。
 異母弟との暮らしはどうなることかと思っていたが、今のところは順調だ。

「今日は、シアはいないぞ。リスヴェンのポーション屋に行っているからな」
「……そうですか」

 シアは、ベラの店にポーションを卸しに行っている。
 彼女のポーションは効きがいいから、高値でも欲しがる者が多い。アンセルムもそれは知っているのだが、しょんぼりした顔になった。

「明日は? 明日なら会えますか?」
「使いを出しておく。二日続けてリスヴェンに行くことはないから、明日なら会えると思うぞ」
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