ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
イリアは罪を償っている最中である。アンセルムが自由に面会し、好きなように彼女から話を聞くことは、エドとしても許可できない。
「返事が来るまで、どのくらい時間がかかるんだろ。ヨアキム、どう思う?」
「アンセルム様、焦ってはいけません。相手がすぐ返事をくれるとは限りませんからね。次の満月になるのではないでしょうか」
月に一度だけのやり取りとは、なんとも悠長な話である。
だが、何百年も、もしかしたらそれ以上の間密かに自分の役割を繋いできた彼女達にとっては、ひと月やふた月、たいした時間ではないのかもしれない。
「そうだな、アンセルム。今夜のところは、俺達にできることはない――ココアでも飲んで、それから休むか?」
「兄上、いつもは夕食のあとには甘いものはいけませんって言うのに。乳母もだめだって言います」
アンセルムの言葉に、シアは思わず噴き出した。ちょうど十歳差、エドがちゃんと兄としてふるまっているのを見たら、微笑ましくなってしまったのだ。
「アンセルム様、今日は特別です。アンセルム様が頑張ったから、ご褒美ってことですよ」
「ご褒美? ご褒美ですか?」
「返事が来るまで、どのくらい時間がかかるんだろ。ヨアキム、どう思う?」
「アンセルム様、焦ってはいけません。相手がすぐ返事をくれるとは限りませんからね。次の満月になるのではないでしょうか」
月に一度だけのやり取りとは、なんとも悠長な話である。
だが、何百年も、もしかしたらそれ以上の間密かに自分の役割を繋いできた彼女達にとっては、ひと月やふた月、たいした時間ではないのかもしれない。
「そうだな、アンセルム。今夜のところは、俺達にできることはない――ココアでも飲んで、それから休むか?」
「兄上、いつもは夕食のあとには甘いものはいけませんって言うのに。乳母もだめだって言います」
アンセルムの言葉に、シアは思わず噴き出した。ちょうど十歳差、エドがちゃんと兄としてふるまっているのを見たら、微笑ましくなってしまったのだ。
「アンセルム様、今日は特別です。アンセルム様が頑張ったから、ご褒美ってことですよ」
「ご褒美? ご褒美ですか?」