ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
ヨアキムからしてみれば、エドはようやく自分の未来に向けて歩み始めたところ。つい先日まで、死を待つだけだったエドに未来という選択肢ができた。
それを喜ばしいことと思いつつ、シアのことはまだ受け入れられないでいる――というところだろうか。
「正直なところ、あなたには陛下から離れてほしいと思っていましたが」
「率直過ぎますね、ヨアキムさん!」
思わず突っ込む。真顔でなにを言うのだろう。
声が思っていたより響いたらしく、先を歩いていたエドがこちらを振り返る。
「あ、なんでもないんです。ヨアキムさんが思っていたより率直だっただけで」
「ヨアキムはいつも直球だぞ? その分、裏を勘繰らなくてもいいから助かる。得難い家臣であり、友でもあるな」
それだけ言うなり、エドはアンセルムとの会話に戻ってしまう。
「だ、そうですよ?」
「ふざけるのはやめてください。俺は、真面目に話をしているんですよ」
うりうりとヨアキムを肘で突いてやったら、彼はますます嫌そうな顔をした。嫌がらせをしたかったわけではない。ちょっと面白かったけど。
それを喜ばしいことと思いつつ、シアのことはまだ受け入れられないでいる――というところだろうか。
「正直なところ、あなたには陛下から離れてほしいと思っていましたが」
「率直過ぎますね、ヨアキムさん!」
思わず突っ込む。真顔でなにを言うのだろう。
声が思っていたより響いたらしく、先を歩いていたエドがこちらを振り返る。
「あ、なんでもないんです。ヨアキムさんが思っていたより率直だっただけで」
「ヨアキムはいつも直球だぞ? その分、裏を勘繰らなくてもいいから助かる。得難い家臣であり、友でもあるな」
それだけ言うなり、エドはアンセルムとの会話に戻ってしまう。
「だ、そうですよ?」
「ふざけるのはやめてください。俺は、真面目に話をしているんですよ」
うりうりとヨアキムを肘で突いてやったら、彼はますます嫌そうな顔をした。嫌がらせをしたかったわけではない。ちょっと面白かったけど。