ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
シアがそう知っているのは、彼が文通相手だからである。彼と知り合ったのは、五回目の人生の時だった。
身の内にたまってしまう瘴気は呪いのようなものだと思い、どうやったら解けるのかとシアが手紙を書いたことがそのきっかけ。
結局、その人生では解決方法を見つけることはできなかった。
家族から逃れ潜伏していた時、たまたまやってきたエドに「ルイダーン王国の聖人なら呪いを解くことができるかもしれない」と告げたのも五回目の時。
そういう意味では、イドリスとの文通は役に立ったと言えるかもしれない。
だが、その彼がいきなりこんな形で押しかけてくるなんて予想できるはずもなかった。
「そう。だから、結婚しよう!」
だからって、意味がわからない。
五回目の人生以降、人生を巻き戻す度にイドリスと文通をしてきた。もしかしたら、いつか顔を合わせる日が来るかもしれないと思って。
十一回目にして、それが実現したわけではあるけれど――。思っていた邂逅とは全く違う。
いきなりのプロポーズはどうなのだ。
「え、ええと……エクスレイの名も捨てたの。ヴィニーシアじゃなくて、シアって呼んでくれる?」
身の内にたまってしまう瘴気は呪いのようなものだと思い、どうやったら解けるのかとシアが手紙を書いたことがそのきっかけ。
結局、その人生では解決方法を見つけることはできなかった。
家族から逃れ潜伏していた時、たまたまやってきたエドに「ルイダーン王国の聖人なら呪いを解くことができるかもしれない」と告げたのも五回目の時。
そういう意味では、イドリスとの文通は役に立ったと言えるかもしれない。
だが、その彼がいきなりこんな形で押しかけてくるなんて予想できるはずもなかった。
「そう。だから、結婚しよう!」
だからって、意味がわからない。
五回目の人生以降、人生を巻き戻す度にイドリスと文通をしてきた。もしかしたら、いつか顔を合わせる日が来るかもしれないと思って。
十一回目にして、それが実現したわけではあるけれど――。思っていた邂逅とは全く違う。
いきなりのプロポーズはどうなのだ。
「え、ええと……エクスレイの名も捨てたの。ヴィニーシアじゃなくて、シアって呼んでくれる?」