ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「あなたが、勝手に通り抜けるからでしょう! ここは外国の王宮なんですよ! まず、国王陛下の許可を得て、聖女様に使いを出す! 話はそれからでしょうが!」
驚くべきことに、シャーミルはぎゅううっとイドリスの耳を捻り上げた。従者にしては、遠慮がなさすぎる。言葉は丁寧なのに。
「痛い痛い痛い痛いっ!」
「勝手な! 行動を! とるからです! いつも! 言ってるでしょうが!」
言葉を区切る間にも、右に左にとイドリスの耳は捻られている。耳がちぎれてしまいそうで、見ているこちらの方がはらはらする。
「あああああ、あの、そこまでに……」
見ていられなくて、うっかりシアは助けに入ってしまった。入ってから気づく。もしかして、これって国際問題に発展だろうか。
そこでようやくイドリスの耳が解放された。
「――話は聞いている。とりあえず場所を移すぞ。ヨアキム、日程の変更を頼む――と、シア」
「はいっ」
「君も、予定がなければ同席してほしい」
瘴気の浄化や呪いの解呪といった聖女の仕事以外で、エドがシアに頼みごとをしてくるのは珍しい。わかりました、とシアはうなずいた。
驚くべきことに、シャーミルはぎゅううっとイドリスの耳を捻り上げた。従者にしては、遠慮がなさすぎる。言葉は丁寧なのに。
「痛い痛い痛い痛いっ!」
「勝手な! 行動を! とるからです! いつも! 言ってるでしょうが!」
言葉を区切る間にも、右に左にとイドリスの耳は捻られている。耳がちぎれてしまいそうで、見ているこちらの方がはらはらする。
「あああああ、あの、そこまでに……」
見ていられなくて、うっかりシアは助けに入ってしまった。入ってから気づく。もしかして、これって国際問題に発展だろうか。
そこでようやくイドリスの耳が解放された。
「――話は聞いている。とりあえず場所を移すぞ。ヨアキム、日程の変更を頼む――と、シア」
「はいっ」
「君も、予定がなければ同席してほしい」
瘴気の浄化や呪いの解呪といった聖女の仕事以外で、エドがシアに頼みごとをしてくるのは珍しい。わかりました、とシアはうなずいた。