ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
あの時、彼の呪いは解けたのだろうか。今回は、シアが完全に解いてしまったからいいけれど。
「本当につらいなら言ってくれ」
「大丈夫ですってば。ちゃんと歩けます!」
緊急事態ならばともかく、今回の目的は遺跡探索。遺跡までの道がどうなっているのかの確認も必要だ。
そんなわけで、冒険者組合にグリフォンを残し、せっせと朝から登山をしているというわけだ。
「帰ったら少し鍛えよう、そうしよう。私、マルに甘やかされ過ぎているのかもしれない!」
「君を甘やかすのは僕の楽しみなんだからやめてぇぇ」
なにしろ広い離宮を綺麗に保ってくれているのはマルである。
マルがいなかったら、あの離宮には最低でも三十人は使用人が必要だ。
シアが使っているのは、そのうちの数部屋でしかないけれど。あの離宮の掃除だけでも、かなりの運動量になるはずだ。
先を行くエドの足取りは軽く、危なげなところなど全く見受けられない。時々後ろを振り返り、シアが限界を迎えていないか確認してくれる。
「ねえ、シア!」
「なぁに?」
背後からイドリスに呼びかけられ、シアは一瞬足を止めた。
「お昼はまだ?」
「本当につらいなら言ってくれ」
「大丈夫ですってば。ちゃんと歩けます!」
緊急事態ならばともかく、今回の目的は遺跡探索。遺跡までの道がどうなっているのかの確認も必要だ。
そんなわけで、冒険者組合にグリフォンを残し、せっせと朝から登山をしているというわけだ。
「帰ったら少し鍛えよう、そうしよう。私、マルに甘やかされ過ぎているのかもしれない!」
「君を甘やかすのは僕の楽しみなんだからやめてぇぇ」
なにしろ広い離宮を綺麗に保ってくれているのはマルである。
マルがいなかったら、あの離宮には最低でも三十人は使用人が必要だ。
シアが使っているのは、そのうちの数部屋でしかないけれど。あの離宮の掃除だけでも、かなりの運動量になるはずだ。
先を行くエドの足取りは軽く、危なげなところなど全く見受けられない。時々後ろを振り返り、シアが限界を迎えていないか確認してくれる。
「ねえ、シア!」
「なぁに?」
背後からイドリスに呼びかけられ、シアは一瞬足を止めた。
「お昼はまだ?」