ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「リスヴェンを離れる前に、ザウドの冒険者組合にここまでの地図を作っておいてくれと頼んでおいた。現地の情報もわからないのに、いきなりシアを連れてくるはずないだろ」
岩山の中腹、下からは見えない位置に入り口がある。それに気づいたのは、ルイダーン王国の商人、シャーミルの兄が隊長を務めていた隊商だ。道に迷ったところで、この遺跡の前にたどり着いたらしい。
(……なるほど)
こういった遺跡には素人のはずの商人が、すぐに遺跡だと判断できたのは、入り口を半分塞いでいる岩にも、入り口の周囲にも、なにやら複雑な模様が彫り込まれていたからだ。どうみても人為的に彫り込まれたものである。
「魔物が奥に住んでいるとかないのか?」
興味深そうに、周囲の模様をぺたぺた触っていたイドリスがエドに問う。
「今のところ、魔物がいるという報告はされていないが、奥にはなにがあるかわからないからな。というか、そのあたりのことも調べずにここに来たのか?」
半分、あきれたようなエドの口調。それに、イドリスは悪びれもせずに肩をすくめただけだった。
岩山の中腹、下からは見えない位置に入り口がある。それに気づいたのは、ルイダーン王国の商人、シャーミルの兄が隊長を務めていた隊商だ。道に迷ったところで、この遺跡の前にたどり着いたらしい。
(……なるほど)
こういった遺跡には素人のはずの商人が、すぐに遺跡だと判断できたのは、入り口を半分塞いでいる岩にも、入り口の周囲にも、なにやら複雑な模様が彫り込まれていたからだ。どうみても人為的に彫り込まれたものである。
「魔物が奥に住んでいるとかないのか?」
興味深そうに、周囲の模様をぺたぺた触っていたイドリスがエドに問う。
「今のところ、魔物がいるという報告はされていないが、奥にはなにがあるかわからないからな。というか、そのあたりのことも調べずにここに来たのか?」
半分、あきれたようなエドの口調。それに、イドリスは悪びれもせずに肩をすくめただけだった。