ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「僕はそういう細かいことはやらないことにしているんだ。シャーミルが全部やってくれるからね」
「面倒なことは、全部私に押しつけているだけでしょうに」

 シャーミルは、イドリスのものである仕事もかなり押しつけられているらしい。
 帰る前に、疲労回復のポーションを差し入れしてやろうか。イドリスはそこまで考えていなそうだし。

「アキ。必要になったら、明かりをつけてくれ」
「承知」
「あ、それなら私も持ってきてます」

 シアは、肩から提げた鞄に手をやった。中から取り出したのは、ポーションである。といっても、普段作っているポーションではない。

「なんだ、それは」
「発光するポーションです!」

 えへんと胸を張った。これは、最近リスヴェンのポーション職人によって開発された新作ポーションである。
 これは、怪我や魔力の回復に使うポーションではない。発光草という草を使っていて、魔力を流すと発光する。少しずつ弱くなっていくが、その度に魔力を流してやれば問題はない。
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