ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
 一度魔力を流せば、一時間ほどは、周囲を見るのに十分な光量を確保することができる。松明を持っていくより荷物を減らすことができると、近頃流行り始めているそうだ。
これはシアが作ったものではなく、開発者がベラの店に卸した商品を買ってきた。

「発光ポーションか。使ったことはないな」
「俺の光魔術で十分ですからね、俺達の場合は、遺跡に入る機会もそうそうないですし」

 エドとヨアキムは、基本的にはふたりで活動している。彼らの活動は、魔物退治がメインであって、遺跡に入ることはないらしい。
 そもそもエドが冒険者としての活動をしているのは、冒険者が少ないこの国で魔物に対応するための苦肉の策でもあるわけだし。

「まだ、流行り始めたばかりですしね。これから入れ物とか改良するみたいですよ。今のままだと戦闘の最中に割れちゃう可能性もあるので、エドさん達には向かないかもですね。今は、私が持って行きますけど」

 戦いに関する技術は持ち合わせていないので、シアは戦闘には不向きである。
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