ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「どうした? あまり時間は取れないぞ。奥がどこまで続いているかわからないからな」
「うん。すぐに終わらせる」
背中の羽根を出し、シアの肩から飛び立ったマルはあっさり天井に到達した。
それから穴の中に飛び込む。ぱたぱたと中で動き回る音がしたかと思ったら、すぐにシアの肩に戻ってきた。
「なにかわかった?」
「うん。歩きながら説明するね」
シアの問いに、肩の上に戻ったマルは羽根を閉じた。歩きながらって、歩くのはシアであってマルではないのだが。
「あの穴、ガラスがはめ込まれてた。アキはあとで調べたら面白いかもね。今は失われてる技術が使われているよ」
「そうなのですか?」
一番後ろを歩いてるヨアキムの声音には、いつもはない興味深そうな色が混ざっていた。
「うん。日光を何倍にも増幅するだけなら今の技術でも使えるんだけどさ。魔力の補充がなければ無理だろ?」
「それはそうですね……」
たとえばシアが買ってきた発光ポーションのように、たいていの魔道具は魔力を補充しなければいずれ動かなくなる。シアが持っているのはポーションであって、魔道具ではないけれど原理は同じだ。
「うん。すぐに終わらせる」
背中の羽根を出し、シアの肩から飛び立ったマルはあっさり天井に到達した。
それから穴の中に飛び込む。ぱたぱたと中で動き回る音がしたかと思ったら、すぐにシアの肩に戻ってきた。
「なにかわかった?」
「うん。歩きながら説明するね」
シアの問いに、肩の上に戻ったマルは羽根を閉じた。歩きながらって、歩くのはシアであってマルではないのだが。
「あの穴、ガラスがはめ込まれてた。アキはあとで調べたら面白いかもね。今は失われてる技術が使われているよ」
「そうなのですか?」
一番後ろを歩いてるヨアキムの声音には、いつもはない興味深そうな色が混ざっていた。
「うん。日光を何倍にも増幅するだけなら今の技術でも使えるんだけどさ。魔力の補充がなければ無理だろ?」
「それはそうですね……」
たとえばシアが買ってきた発光ポーションのように、たいていの魔道具は魔力を補充しなければいずれ動かなくなる。シアが持っているのはポーションであって、魔道具ではないけれど原理は同じだ。