ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
シアが食事の途中だと言うのに立ち上がろうとした時――。海の中にいた人が、大きく飛び上がった。空中に弧を描き、そのまま海に沈み込む。
「ねえねえ、見た?」
いつもの丁寧な口調は忘れ、思わずエドに向かって叫んだ。
「人魚、今の人魚でしょう?」
サンドイッチを手に、きょとんとした様子だったエドも、シアの剣幕に驚いたのか、首を縦に動かした。
「人魚だったな。それは間違いない」
「すごい! 人魚が見られるなんて思ってなかった! だって、すごく珍しいんでしょう?」
人魚とは、海の中で暮らしている種族のことである。
上半身は人間、下半身は魚だ。
人間との間にも交易があり、人間は海では取れない食べ物や薬草、ポーション等を提供し、彼らは人間では取ることのできない深い位置に生息している貝や珊瑚、真珠等海の幸を持ってくると言う。
人間より長命な生物ではあるのだが、子供をみごもるケースがほとんどなく、なかなか数が増えないのだとか。
「シアは、人魚が気になるのか?」
「そりゃなるに決まってるでしょ! 祠には、人魚がたずねてくるなんてなかった――あっ」
「ねえねえ、見た?」
いつもの丁寧な口調は忘れ、思わずエドに向かって叫んだ。
「人魚、今の人魚でしょう?」
サンドイッチを手に、きょとんとした様子だったエドも、シアの剣幕に驚いたのか、首を縦に動かした。
「人魚だったな。それは間違いない」
「すごい! 人魚が見られるなんて思ってなかった! だって、すごく珍しいんでしょう?」
人魚とは、海の中で暮らしている種族のことである。
上半身は人間、下半身は魚だ。
人間との間にも交易があり、人間は海では取れない食べ物や薬草、ポーション等を提供し、彼らは人間では取ることのできない深い位置に生息している貝や珊瑚、真珠等海の幸を持ってくると言う。
人間より長命な生物ではあるのだが、子供をみごもるケースがほとんどなく、なかなか数が増えないのだとか。
「シアは、人魚が気になるのか?」
「そりゃなるに決まってるでしょ! 祠には、人魚がたずねてくるなんてなかった――あっ」