23時のシンデレラ〜ベッドの上で初めての魔法をかけられて〜
★「はや……ンンッ……ふ」

一度唇を離して、首筋に唇を寄せる。軽く吸い付けば、すぐに、美弥の白く細い首筋には、真っ赤な跡がくっきりとついた。

「ついでに、キスの仕方教えてやるよ、もっと口開けて」

美弥が、頬をピンクに染めながら、控えめに唇を薄く開く。

「舌だして」 

「で……できないよ」

恥ずかしそうに、うっすらと涙を溜めた美弥が愛おしくて、美弥の全部が堪らなく欲しくなる。

俺は、美弥の口に親指を挿し入れた。

「ふっ、……や……」

ようやく見えた、小さな舌を絡めとるように舌をねじ込んでいく。

「ンンッ……ふぁ……ンンッ」

「上手」

俺は、美弥の舌を喰むようにキスを続けながら、空いた手で美弥のパジャマのボタンを一つずつ外していく。

「ンッ……ひゃ、やて……待っ」

「そんな顔されて、大人しく『待て』できるかよ」

パジャマのボタンを外せば、真っ白な雪のような素肌に、淡い紫色の下着が見えた。

ゆっくり唇をはなせば、互いの唇に、銀の糸が繋がっている。

「待って……私……」

「もう俺に抱かれろよ」
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