green mist      ~あなただから~
 誰にも触れられた事なんてない場所に、彼の指が入ってきた。

「はあああっ…… と、時川さん……」

 もう片方の手が、私の頬に触れた。


「名前を呼んで……」

 もう片方の手は、大事な部分を撫でている。体の芯が熱くなってくるのが分かる。


「も、もう…… 真央さん……」

「ありがとう…… 好きだよ……」


 重ねあった唇が、そのまま下へと降りていく。彼の両手が、太ももを広げた。

「ええっ……」

 声を上げたが、彼の頭が股の間に……
 私だって見た事ない場所を見ている。


「む、むり…… 真央さん…… ああっ……」

 どうなっているの?
 なんか、気持ちがいい……

「はあ…… ああっ……」

 恥ずかしくて、辞めて欲しいのに…… 辞めて欲しくない……
 彼の指が入った。

「ああっ……」

 もう、ぐちゃぐちゃで、自分がどうなっているのかもわからない……


「はあっ…… 力抜いて…… ここだね……」

 彼が言うが……

「ああああっ……」

 何かが、頭の先まで通り抜けた。


「香音…… 愛している……」

 彼が何やらごそごそして、私の上に覆いかぶさってきた。
 唇が重なり、彼の手が太ももを持ち上げた。


「力抜いて…… ゆっくり息して……」

 あっ…… 硬い物が、ゆっくりとあてがわれた……

「い、痛っ」

「やめておく?」

 大きくクビを横に振る。私だって、彼と一つになりたい。

「無理しないで…… ゆっくり、入れるから……」

 痛い!と思ったが、それより、彼と一つになれている事の方が大きかった。
 そのまま、しっかりと抱き合っていると……

 彼の体がゆっくりと動きだした。

「大丈夫? 僕、もう限界だ……」



 彼が動くたびに、体の中にどうにもならない感覚が押し寄せてくる。

「ああっ…… はあっ……」
 
 痛みなんて無くなって…… これを快感というのだろうか……


 どれだけ、自分が乱れているのかなんて、考える余地も無かった。

「好きだよ。香音…… はあっ」

「ああっ…… 真央さん……」

 天に昇ってしまったかと思った……
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