green mist ~あなただから~
「コーヒー入れましたよー」
マンションの書斎で、パソコンに向かっている彼に向かって言った。
「うん」
コーヒーを机に置くと、後ろから彼の首に自分の両腕を回した。彼の匂いが好きだ。
「分かったよ。一休憩しよう」
彼は、パソコンから目を離して、私に視線を向けた。
私達が付き合いだして、二か月が経った。やはり、彼は忙しく、私が時々こうして彼のマンションに来ている。でも、二人でゆっくり出来る時間はあまりなくて、コーヒータイムを一緒に過ごすのが楽しみだ。以前のように銀行のベンチで、コーヒー飲む時間も無くなってしまったから……
「夕飯、どこかに食べに行こうか?」
「もう少し、仕事が落ち着いてからでいいですよ。今日は、ハンバーグ作ろうと思って用意しているから」
「旨そうだ。楽しみだな。でも、自分の好きな時間を過ごしていいから」
彼は、口癖のように自分の時間を過ごしていいという。
気を使って言っているのか? それとも、一緒に過ごす時間より仕事の時間を優先したいと言う意味なのだろうか?
「うん。色々と忙しいのよ」
私は、彼のデスクの横にある、パキラの葉を丁寧にめくった。彼の部屋に出入りしはじめて二か月ほどだが、かなり緑が増えた。彼が、好きにしていいと言うから、好きな植物を増やし、手入れをするのが楽しい。
「部屋の空気が、気持ちよくなったよ。仕事も捗る」
「本当に?」
彼の腕が伸びてきて、額に軽くキスを落とした。胸の奥がキュンっとなる。本当はもっと、一緒にいたいけど、そうはいかなそうだ。
「仕事が一段落したら、どこかに旅行に行こうか?」
「本当?」
「勿論。どこがいい?」
「えーと。水族館とか、海も行きたい。あっ、でも、時川さんゆっくりしたいですよね? 温泉とかもいいですね」
「俺の事はいいから、香音の行きたいところを考えておいて。それから、時川さんじゃないよ」
「あっ…… 真央さん……」
「分かればよろしい」
そういうと、今度は、唇にキスを落とした……
マンションの書斎で、パソコンに向かっている彼に向かって言った。
「うん」
コーヒーを机に置くと、後ろから彼の首に自分の両腕を回した。彼の匂いが好きだ。
「分かったよ。一休憩しよう」
彼は、パソコンから目を離して、私に視線を向けた。
私達が付き合いだして、二か月が経った。やはり、彼は忙しく、私が時々こうして彼のマンションに来ている。でも、二人でゆっくり出来る時間はあまりなくて、コーヒータイムを一緒に過ごすのが楽しみだ。以前のように銀行のベンチで、コーヒー飲む時間も無くなってしまったから……
「夕飯、どこかに食べに行こうか?」
「もう少し、仕事が落ち着いてからでいいですよ。今日は、ハンバーグ作ろうと思って用意しているから」
「旨そうだ。楽しみだな。でも、自分の好きな時間を過ごしていいから」
彼は、口癖のように自分の時間を過ごしていいという。
気を使って言っているのか? それとも、一緒に過ごす時間より仕事の時間を優先したいと言う意味なのだろうか?
「うん。色々と忙しいのよ」
私は、彼のデスクの横にある、パキラの葉を丁寧にめくった。彼の部屋に出入りしはじめて二か月ほどだが、かなり緑が増えた。彼が、好きにしていいと言うから、好きな植物を増やし、手入れをするのが楽しい。
「部屋の空気が、気持ちよくなったよ。仕事も捗る」
「本当に?」
彼の腕が伸びてきて、額に軽くキスを落とした。胸の奥がキュンっとなる。本当はもっと、一緒にいたいけど、そうはいかなそうだ。
「仕事が一段落したら、どこかに旅行に行こうか?」
「本当?」
「勿論。どこがいい?」
「えーと。水族館とか、海も行きたい。あっ、でも、時川さんゆっくりしたいですよね? 温泉とかもいいですね」
「俺の事はいいから、香音の行きたいところを考えておいて。それから、時川さんじゃないよ」
「あっ…… 真央さん……」
「分かればよろしい」
そういうと、今度は、唇にキスを落とした……