2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
「力作でーす!
といっても、そんなに特殊なことはしてないのよ?
とにかく、可愛い明日美ちゃんの顔が引き立つメイクをしただけ」
杏華さんは得意げだが、それはそうだろう。
……私の顔ってまだ、こんなにポテンシャルがあったんだ。
改めて、驚いた。
姉の結婚式の日、私ではあんなに綺麗になれないと後ろ向きな気持ちだったが、これだと姉よりも……ううん。
そもそも、姉と私を比べるのが間違っているのだ。
姉は姉、私は私。
私は、私なりに頑張って、私の一番を掴めばいい。
その、一番は――。
ホールに設置された祭壇の前、準一朗さんとふたり並ぶ。
「紀藤明日美を妻とし、永遠の愛を誓いますか」
「はい」
ちらりと私に視線を向け、準一朗さんが頷く。
「富士野準一朗を夫とし、永遠の愛を誓いますか」
隣に立つ、準一朗さんを見上げる。
目のあった彼が目尻を下げて優しく私に微笑みかけた。
「はい」
それに頷き返し、私も永遠の愛を誓う。
私の一番はもちろん、準一朗さんだ。
【終】
といっても、そんなに特殊なことはしてないのよ?
とにかく、可愛い明日美ちゃんの顔が引き立つメイクをしただけ」
杏華さんは得意げだが、それはそうだろう。
……私の顔ってまだ、こんなにポテンシャルがあったんだ。
改めて、驚いた。
姉の結婚式の日、私ではあんなに綺麗になれないと後ろ向きな気持ちだったが、これだと姉よりも……ううん。
そもそも、姉と私を比べるのが間違っているのだ。
姉は姉、私は私。
私は、私なりに頑張って、私の一番を掴めばいい。
その、一番は――。
ホールに設置された祭壇の前、準一朗さんとふたり並ぶ。
「紀藤明日美を妻とし、永遠の愛を誓いますか」
「はい」
ちらりと私に視線を向け、準一朗さんが頷く。
「富士野準一朗を夫とし、永遠の愛を誓いますか」
隣に立つ、準一朗さんを見上げる。
目のあった彼が目尻を下げて優しく私に微笑みかけた。
「はい」
それに頷き返し、私も永遠の愛を誓う。
私の一番はもちろん、準一朗さんだ。
【終】


