2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
その目を真っ直ぐに見つめ返し、了承の返事をする。

「わかりました」

私の言葉で彼は、重々しく頷いた。

そっと部長が、私をベッドに横たわらせる。

「その。
富士野部長」

「はい」

「……ハジメテ、なので、その。
……優しくしてもらえると……」

こんなことを告白するのは恥ずかしくて、みるみる身体中が熱くなっていく。

「わかりました。
できるだけ優しくしますね」

私の髪を撫で、額に口付けを落としてきた部長は、酷く優しかった。

「それじゃあ」

そのひと言で、部長の纏う空気が変わった気がする。
現に。

「目は閉じてろ」

彼の口調が変わる。
彼の大きな手が私の顔に触れ、目を閉じさせた。
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