シンデレラには····程遠い••その後
***絢斗
二階堂さんから久しぶりに連絡がきた。
運命··なんだろうか····?…
快斗が····彼女を··助ける··なんて·····
「絢斗さん?」
過去に引き戻っていた俺を
愛する妻・鈴香が不思議そうに
見ていた。
いつまでたっても
俺自らを動かすのは、
この女性・鈴香だけだ。
妻の元へ行き、妻を抱きしめる。
彼女に触れただけで
彼女を欲する自身に笑いがでる。
そんな鈴香の頭にキスをして
「少し、過去の事を思い出していた。」
と、伝えると
「絢斗さんが、過去を思い出す?
····なんて···」
と、クスクス笑う妻に
「自分の過去は、鈴香だけだ。
だが、考えていたのは、
快斗の昔の事だ。」
と、伝えて当時の話をして
二階堂さんを快斗が助けた話をした。
快斗の話を勝手に聞いてよかったのかな
と、言いながら、快斗を心配する妻に
笑みが漏れる。
「問題ない。もし快斗が相談して
きたら、きいてやってくれ。」
と、言う俺に
「快斗さんが、ずっと一人なのは
その女性の事を忘れてないからかな。」
と、考えて混んでいる妻に
「さぁな。」と、俺は答えたが
そうだろうな。と思っていた。
これから、どうするか?
快斗が決めるだろう。
もう、あの時の快斗ではない
たった一人の弟。
幸せになって欲しい。