怜悧な外科医の愛は、激甘につき。~でも私、あなたにフラれましたよね?~
「私のこと、ずっと監視していたんですか?」

「そのように旦那様から言い使っておりましたので……にもかかわらず、聖一さんと接触させてしまったのは私たちの失態です」

「え? あ、ちょっと!」

するといきなり二人の男が私の両脇に立ち腕を掴んだ。

この人たち、聖一さんがいなくなったタイミングを見計らって来たのね。

引きずられるように玄関先から出され、無理やり歩かされる。

「待ってください、あまり手荒な真似は――」

お腹に赤ちゃんがいるのに、こんなことやめて。

「あなたが聖一さんと接触しなければよかったことですよ。今日からまた別の場所へ移動してもらいます」

「そんな……っ」

「まったく、手間をけることを……」

男は小さくチッと舌打ちをして私を冷たく一瞥した。外見は紳士的な人に見えても、中身は氷のように冷たい、そんな一面が垣間見えてゾクッとする。
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