可愛がってあげたい、強がりなきみを。 〜国民的イケメン俳優に出会った直後から全身全霊で溺愛されてます〜
リビングのソファーに腰を掛けると、宗介さんが言った。
「そうだ。向井にたのんで、婚姻届をもらってきたよ」
そう言ってからすぐ、わたしの顔を覗きこんできた。
「一応、確認だけど……郁美の気持ち、変わってないよな?」
わたしはブンブンと首を振る。
「そんな当たり前なこと、聞かないで」
宗介さんはわたしに腕を回すと、ほっとしたようにつぶやいた。
「よかった」
この婚姻届を出すと、わたしたちは正式な夫婦になるんだ。
まだ、まるで実感がわかないけれど。
結婚のことは、プロポーズされた日に両親に電話で報告した。
「好きな人ができて、彼と結婚することにした」と告げると、母は「おめでとう」と、ただ一言。
拍子抜けするほど、あっさり認めてくれた。
「どんな人か、気にならないの?」
「あなたはもう立派な大人なんだし、それに郁ちゃんが選んだ人なら間違いないでしょう」
「そうだ。向井にたのんで、婚姻届をもらってきたよ」
そう言ってからすぐ、わたしの顔を覗きこんできた。
「一応、確認だけど……郁美の気持ち、変わってないよな?」
わたしはブンブンと首を振る。
「そんな当たり前なこと、聞かないで」
宗介さんはわたしに腕を回すと、ほっとしたようにつぶやいた。
「よかった」
この婚姻届を出すと、わたしたちは正式な夫婦になるんだ。
まだ、まるで実感がわかないけれど。
結婚のことは、プロポーズされた日に両親に電話で報告した。
「好きな人ができて、彼と結婚することにした」と告げると、母は「おめでとう」と、ただ一言。
拍子抜けするほど、あっさり認めてくれた。
「どんな人か、気にならないの?」
「あなたはもう立派な大人なんだし、それに郁ちゃんが選んだ人なら間違いないでしょう」