可愛がってあげたい、強がりなきみを。 〜国民的イケメン俳優に出会った直後から全身全霊で溺愛されてます〜
黒の艶消しタイルの床の真ん中に2メートル四方ぐらいのヒノキの浴槽が設置されていて、すでにお湯が満たされ、湯煙が立っている。
庭に面したガラス戸を開けると外気のなかでお風呂に浸かれるようになっている。
天井には天窓があり、空が眺められる。
お風呂と庭のあいだにはゴールドクレストやオリーブの大きな鉢植えが置かれていて、それが目隠し代わりになっていた。
洗面所に戻ると宗介さんが少し笑いを含んだ声で言った。
「もう部屋のチェック終了でいい?」
「ええ」
「よし。じゃあ、まず風呂からだ」
「えっ?」
「ここまで来て、一緒に入らないつもり?」
「ア……そんなことは、ないけど」
わたしは顔を赤くして、そう答えた。
庭に面したガラス戸を開けると外気のなかでお風呂に浸かれるようになっている。
天井には天窓があり、空が眺められる。
お風呂と庭のあいだにはゴールドクレストやオリーブの大きな鉢植えが置かれていて、それが目隠し代わりになっていた。
洗面所に戻ると宗介さんが少し笑いを含んだ声で言った。
「もう部屋のチェック終了でいい?」
「ええ」
「よし。じゃあ、まず風呂からだ」
「えっ?」
「ここまで来て、一緒に入らないつもり?」
「ア……そんなことは、ないけど」
わたしは顔を赤くして、そう答えた。