あなたのいない暗闇を、光輝く世界に変えて
美知さんと私の家に帰宅すると、クリニックを出る時に連絡していた哲平が来てくれていた。

「美知さん、凛花、おかえり。どうだった?」

「あっ哲平、わざわざありがとう」

「哲平!凛花ちゃんのお腹に、知典の赤ちゃんがいたよ!」

「…マジ?凛花、マジで?」

「うん、もう4か月って…」

「マジか!やったな、凛花!知典、でかしたぞ!」
涙を浮かべて哲平が喜んでくれている。

「ありがとう、哲平」
そこまで喜んでくれるのが嬉しい。

すると哲平が美知さんを見て言った。
「あぁそうだ。俺、凛花と結婚するから」

「ええっ!それどういうこと?」

そうだよね…私の妊娠がわかって、哲平と結婚するっていきなり言われたら驚くよね…

私からも美知さんに話しておかないと。

「美知さん、あのね…前にトモが会いに来てくれたって話したでしょ?その時にトモが言ってたの。哲平に『私を頼む』って」

「そうなんだ…」

「それに美知さん、俺は凛花を俺のものにしたい訳じゃないから」

「…どういうこと?」

「結婚の話は前から凛花としてたんだ。知典は遠くから凛花を守るし、俺はここに居られない知典の代わりにこの世界で凛花を守る。だから、言い方は変だけど、三人で結婚しようって。知典と凛花と俺の三人で」

「三人で、か……いいね、それ。そうしてもらえたら知典も嬉しいんじゃないかな。うん…私も哲平なら安心して任せられるから賛成。…じゃあ知典の姉の私は、凛花ちゃんと哲平の姉になるってことでいいよね?」

「そうですね。心強いし、美知さんがお姉さんになってくれるなんて嬉しいです!」

「俺も一人っ子だから、頼もしい助っ人ができた感じ。ってか中学ん頃からそうだから今も弟みたいだけどな」

「きっと他のみんなも凛花ちゃんと哲平の結婚に賛成すると思うよ。凛花ちゃんと知典と哲平の仲を見てればね」

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