乳房星（たらちねぼし）〜再出発版
【死ぬまで忘れへん】
時は、夕方４時半頃であった。
またところ変わって、三田市《さんだ》けやき台の武庫川《むこがわ》沿いの土手の公園にて…
大番頭《おおばんと》はんは、ぼんやりとした表情で川のせせらぎを聞きながら考えごとをしていた。
家族間の関係が極力悪化した…
入院中の充希《みつき》の母親の病状がさらに悪化したので、退院のめどがたたなくなった。
そのまた一方で、大番頭《おおばんと》はん自身も人生最大の危機にひんしていた。
イワマツにいた時は全メンバーたちの中心にいた大番頭《おおばんと》はんはすっかり変わってしまった…
それを思うと、ものすごく悲しい…
時は、夜９時半頃であった。
またところ変わって、麗斗《かずと》充希《みつき》夫婦の家族が暮らしている家にて…
家の広間には、麗斗《かずと》充希《みつき》夫婦とゆみさんの３人がいた。
下の子どもたちふたりは部屋で寝ていた。
上の子どもたち３人は、友人たちと街へ出かけていたので家にいなかった。
大番頭《おおばんと》はんも帰宅していなかった。
そんな中であった。
ＪＲ福知山線の線路に人が立ち入った影響で、新三田ー福知山間で運行見合わせのニュースが入った。
（ジリリリリリリリリン!!）
その時であった。
うぐいす色のプッシュホンのけたたましいベルが部屋じゅうに鳴り響いた。
充希《みつき》が電話に出た。
「もしもし、三田市《さんだ》けやき台の君波でございます…どちらさまでしょうか？…篠山市《ささやま》の警察署…ええ!!義父《ちち》が…電車の運行ボーガイを起こした!?」
充希《みつき》は、叫び声をあげたあとその場に座り込んだ。
線路に立ち入った男性が大番頭《おおばんと》はんであったと言う知らせを聞いた充希《みつき》とゆみさんは、大急ぎで篠山市へ向かった。
ところ変わって、篠山市の中心部にある警察署の会議室にて…
会議室には、大番頭《おおばんと》はんとゆみさんと充希《みつき》と警察署の職員数人がいた。
「義父《おとう》さま!!」
「おとーちゃん!!」
充希《みつき》とゆみさんは、必死になって大番頭《おおばんと》はんを呼んだ。
大番頭《おおばんと》はんは、悲愴声《ものすごくかなしいこえ》で言うた。
「ここ、どこやねん…」
ゆみさんは、ものすごく怒った声で大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「ここは、丹波篠山《ささやま》の中心部にある警察署よ!!」
「丹波…ワシ、なんで篠山《ここ》におるねん？」
大番頭《おおばんと》はんは、充希《みつき》とゆみさんに対してワケの分からないことを言うた。
それを聞いたゆみさんが思い切りブチ切れた。
「おとーちゃん!!」
「義姉《おねえ》さま!!やめてください!!」
「充希《みつき》!!あんたもいかんのよ!!」
「なんでうちに八つ当たりするのよ!?」
「ますますはぐいたらしいわね!!」
「義姉《おねえ》さまこそなによ!!」
このあと、充希《みつき》とゆみさんがドカバキの大ゲンカを起こした。
大番頭《おおばんと》はんは、事件の翌日に要介護度４に相当する認知症であることが判明した。
これにより、大番頭《おおばんと》はんはイワマツのメンバーたちと再合流することができなくなった。
宮出さんにつづいて、大番頭《おおばんと》はんがイワマツグループをリショクした。
事務長はんも、家庭の事情が変わったので近いうちにイワマツグループからリショクすることが決定した。
ミンジュンさんとウェンビンさんは、こなな非常時に何をしているのだろうか…
またところ変わって、三田市《さんだ》けやき台の武庫川《むこがわ》沿いの土手の公園にて…
大番頭《おおばんと》はんは、ぼんやりとした表情で川のせせらぎを聞きながら考えごとをしていた。
家族間の関係が極力悪化した…
入院中の充希《みつき》の母親の病状がさらに悪化したので、退院のめどがたたなくなった。
そのまた一方で、大番頭《おおばんと》はん自身も人生最大の危機にひんしていた。
イワマツにいた時は全メンバーたちの中心にいた大番頭《おおばんと》はんはすっかり変わってしまった…
それを思うと、ものすごく悲しい…
時は、夜９時半頃であった。
またところ変わって、麗斗《かずと》充希《みつき》夫婦の家族が暮らしている家にて…
家の広間には、麗斗《かずと》充希《みつき》夫婦とゆみさんの３人がいた。
下の子どもたちふたりは部屋で寝ていた。
上の子どもたち３人は、友人たちと街へ出かけていたので家にいなかった。
大番頭《おおばんと》はんも帰宅していなかった。
そんな中であった。
ＪＲ福知山線の線路に人が立ち入った影響で、新三田ー福知山間で運行見合わせのニュースが入った。
（ジリリリリリリリリン!!）
その時であった。
うぐいす色のプッシュホンのけたたましいベルが部屋じゅうに鳴り響いた。
充希《みつき》が電話に出た。
「もしもし、三田市《さんだ》けやき台の君波でございます…どちらさまでしょうか？…篠山市《ささやま》の警察署…ええ!!義父《ちち》が…電車の運行ボーガイを起こした!?」
充希《みつき》は、叫び声をあげたあとその場に座り込んだ。
線路に立ち入った男性が大番頭《おおばんと》はんであったと言う知らせを聞いた充希《みつき》とゆみさんは、大急ぎで篠山市へ向かった。
ところ変わって、篠山市の中心部にある警察署の会議室にて…
会議室には、大番頭《おおばんと》はんとゆみさんと充希《みつき》と警察署の職員数人がいた。
「義父《おとう》さま!!」
「おとーちゃん!!」
充希《みつき》とゆみさんは、必死になって大番頭《おおばんと》はんを呼んだ。
大番頭《おおばんと》はんは、悲愴声《ものすごくかなしいこえ》で言うた。
「ここ、どこやねん…」
ゆみさんは、ものすごく怒った声で大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「ここは、丹波篠山《ささやま》の中心部にある警察署よ!!」
「丹波…ワシ、なんで篠山《ここ》におるねん？」
大番頭《おおばんと》はんは、充希《みつき》とゆみさんに対してワケの分からないことを言うた。
それを聞いたゆみさんが思い切りブチ切れた。
「おとーちゃん!!」
「義姉《おねえ》さま!!やめてください!!」
「充希《みつき》!!あんたもいかんのよ!!」
「なんでうちに八つ当たりするのよ!?」
「ますますはぐいたらしいわね!!」
「義姉《おねえ》さまこそなによ!!」
このあと、充希《みつき》とゆみさんがドカバキの大ゲンカを起こした。
大番頭《おおばんと》はんは、事件の翌日に要介護度４に相当する認知症であることが判明した。
これにより、大番頭《おおばんと》はんはイワマツのメンバーたちと再合流することができなくなった。
宮出さんにつづいて、大番頭《おおばんと》はんがイワマツグループをリショクした。
事務長はんも、家庭の事情が変わったので近いうちにイワマツグループからリショクすることが決定した。
ミンジュンさんとウェンビンさんは、こなな非常時に何をしているのだろうか…
