苦手な彼は私の王子様
「うん!やっとだよ。嬉しい」

私は少し頬を赤くして恋に伝える

「なになに??私もしかしてお邪魔?」

鈴がニコニコしながら私たちの方を見ている。

「べっ別にそんなんじゃ。」

明らかに態度のおかしい私をみて、くすくす笑いながら鈴は自分の席に戻った。

「愛顔赤くね?まだ本調子じゃない?」

そんな優しくて心地の良い声に余計照れてしまう。

「だっ大丈夫だよ!先生が薬飲んで通院して激しい運動しなきゃしばらくは安定するだろうって」

「具合い悪くなったらすぐ言えよ。俺そばに居るから」

ダメだ。さっきから心臓の音がバクバク言ってる。

そんなことを考えてると「恋!」と廊下から誰かが呼ぶ声が聞こえた。
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