一期一会。−2−
「彩羽の大切な友達なら、しょうがねぇな」

「…まぁ、皆でやった方が安全だし」

「僕喜んで囮になるよ!」

『…い、いいの?』

私、かなり迷惑かけるよ?

ソウ君にだって、めちゃくちゃ怒られるかもしれないよ?

皆は、嫌じゃないの?

恐る恐る聞く私に、皆は頷いた。

「俺達、友達じゃん」

「一人で抱え込まれるよりかは断然良い」

「…彩羽が望むなら、手伝ってあげる」

「あやの為なら何だってやるよ!」

今まで、一人でどうにかしなきゃって思っていた。

救けてもらいたくても、上手く言えずにいた。

こんな風に、誰かが手を差し伸べてくれることが、どれほど嬉しいことか。


ー「アンタは要らないのよ」


かつて、誰かから言われた否定の言葉。

…でも、皆は、私を必要としてくれる。

グッと胸に込み上げる熱い感情。

私は、…一人じゃない。 

どんなにソウ君が私を突き放しても。

私は、ソウ君のために、頑張りたい。

和を助け出して、“お兄ちゃん”と、これからの話をしたい。




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