一期一会。−2−
ずっと、ずっと、お迎えを待ってた。

どんなに待っても、来てくれない貴方を、待っていた。

見捨てられても、大好きだった。

もしも、叶うなら。

復讐なんかよりも。

…また、一緒に、笑い合いたかったんだ。

でも、もう、とっくに叶ってたんだってこと、知らなかったよ。

ソウ君は、私を、一番近くで、守ってくれていた。

全く…とんだ、サプライズだ。

私にとって、ソウ君は…立派なお兄ちゃんだよ。

資格なんて、そんなの、どうでもいい。

…お兄ちゃんは、お兄ちゃんでしょ?

ソウ君は、肩を震わせながら、優しく言ってくれた。

「…いいよ…っ。

 呼んで、…彩羽」

…呼んで、いいんだ。

やっと、…叶うね。

『…お兄ちゃん、大好きだよ』

頬に触れる手に、お兄ちゃんの手が重なった。  

私、笑顔、なれてるかな?

「…ふっ、…ぅ、あ…」

泣かないで…。

どうか、笑っていて。

私は、ソウ君のために、やり抜くって決めたんだ。

ソウ君は、…私にとって、光だった。

『………』

まだ、死にたくないな。

まだ、…この世界を…見ていたいよ。



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