干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「デザインの打ち合わせ中ですか?」
副社長が、机の上の資料を覗き込みながら、美琴の隣に腰かけた。
「はい。さっき滝山くんがこんな案を出してくれて……」
副社長の方に沈むソファの弾力を感じて、美琴はドギマギしつつ、滝山の手書きの紙を副社長に手渡す。
「そ、そんな風に壁面をブロック分けして、ブロックの一つ一つを装飾したらどうかなって」
「ふーん。良いんじゃないか?」
部長も一緒に、資料を覗き込みながら声を出した。
「あとはデザインだよなぁ」
東の声に頷きながら、美琴はもう一度映画のコンセプトが書いてある資料のページをめくった。
◆
森で暮らす少女アーシャ。彼女に家族はなく、森の木と動物たちが家族がわりだった。
人を嫌い動物たちと過ごす日々を送っていたアーシャは、森の水辺で行き倒れている少年カイを発見。
カイを介抱する内にアーシャは初めて人との交流を知る。
実はカイは水使いの少年で、あらゆる水の動きを操ることができた。
その能力を利用しようとした大人達から逃れるうちに、この森に迷い込んだ。
◆
というのが冒頭の内容だ。
副社長が、机の上の資料を覗き込みながら、美琴の隣に腰かけた。
「はい。さっき滝山くんがこんな案を出してくれて……」
副社長の方に沈むソファの弾力を感じて、美琴はドギマギしつつ、滝山の手書きの紙を副社長に手渡す。
「そ、そんな風に壁面をブロック分けして、ブロックの一つ一つを装飾したらどうかなって」
「ふーん。良いんじゃないか?」
部長も一緒に、資料を覗き込みながら声を出した。
「あとはデザインだよなぁ」
東の声に頷きながら、美琴はもう一度映画のコンセプトが書いてある資料のページをめくった。
◆
森で暮らす少女アーシャ。彼女に家族はなく、森の木と動物たちが家族がわりだった。
人を嫌い動物たちと過ごす日々を送っていたアーシャは、森の水辺で行き倒れている少年カイを発見。
カイを介抱する内にアーシャは初めて人との交流を知る。
実はカイは水使いの少年で、あらゆる水の動きを操ることができた。
その能力を利用しようとした大人達から逃れるうちに、この森に迷い込んだ。
◆
というのが冒頭の内容だ。