干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
――社長室での一件を、美琴は知らないはずなのに……。
その時、俊介からメモ用紙を受け取って覗き込んでいた健太が「あ……」と声を漏らした。
「俺、昨日美琴ちゃんに言ったんだよね……」
「何を?!」
一斉に振り返った三人の視線が、健太に集中する。
「今日の午前中までに植物の手配ができなかったら、きっと俊介は鷺沼に頭を下げるだろうって……」
部長と滝山が、驚いた様子で顔を見合わせる。
「その話は、美琴にするなって言ったはずだ!」
俊介はカッと目を見開くと、健太の胸ぐらをぐっと掴んだ。
慌てた滝山が、咄嗟に俊介の身体を押さえつける。
「副社長……鷺沼に頭を下げるって?! ちゃんと説明してください」
部長が青い顔で、俊介を見つめている。
俊介は健太からぱっと手を離すと、うつむいたままソファに座り込んだ。
「昨日、鷺沼社長から話がありました。展示会に必要な植物を融通しようって」
「え?!」
「でも、僕はその場で決断できなかった。だから時間をくれと言いました。その期限が今日の午前中です」
「決断できなかった理由は……?」
部長は硬い表情のまま声を出す。
その時、俊介からメモ用紙を受け取って覗き込んでいた健太が「あ……」と声を漏らした。
「俺、昨日美琴ちゃんに言ったんだよね……」
「何を?!」
一斉に振り返った三人の視線が、健太に集中する。
「今日の午前中までに植物の手配ができなかったら、きっと俊介は鷺沼に頭を下げるだろうって……」
部長と滝山が、驚いた様子で顔を見合わせる。
「その話は、美琴にするなって言ったはずだ!」
俊介はカッと目を見開くと、健太の胸ぐらをぐっと掴んだ。
慌てた滝山が、咄嗟に俊介の身体を押さえつける。
「副社長……鷺沼に頭を下げるって?! ちゃんと説明してください」
部長が青い顔で、俊介を見つめている。
俊介は健太からぱっと手を離すと、うつむいたままソファに座り込んだ。
「昨日、鷺沼社長から話がありました。展示会に必要な植物を融通しようって」
「え?!」
「でも、僕はその場で決断できなかった。だから時間をくれと言いました。その期限が今日の午前中です」
「決断できなかった理由は……?」
部長は硬い表情のまま声を出す。