ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
杉沢専務、ありがとう。
この店に来るいいきっかけをくれて、と青葉は取引先の専務に感謝していたが。
たまたま思いついて寄ってみた、という雰囲気を醸し出すために、顔には出さないようにした。
あかりは木の電車を見て喜んでいる。
よし、今だ。
青葉はさりげなく、
「お前の弟とカンナ、どうなった?
会社で本人には訊きづらくてな」
と言おうとした。
そこから、更にさりげなく、大吾の話に持っていこうと思っていたのだが。
心の中で予行演習していたにも関わらず、
「お前と大吾、どうなった?」
と何故だか本音がもれていた。