ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
「あかりさん、条件があるわ。
あなたのおうちで、日向を育てていいけど。
あなたは家を出て。
日向とはあまり接触しないで欲しいの。
あなたみたいになったら困りますからね」
そんなあの人の言葉を思い出す。
まあ……実家にくれば、ちょっとでも会えるし。
引き離されるよりはいいか――。
そんなことを思いながら、あかりは夜空を見上げた。
日向は年の離れた弟ということになっているが。
ほんとうはあかりの息子だった。
今日も可愛かったな、日向。
あかりはテレビを見ているところを隠し撮りした日向の写真をスマホで見ながら、ふふふ、と笑う。
あかりのスマホの写真はこのところ、日向とランプとお気に入りのミュージカル俳優の話題が出ているサイトのスクリーンショットでいっぱいだった。
ああ、あと、今日の事故現場……。