とある事情で無言になったら、超絶クールな婚約者様が激甘溺愛モードになりました。

 ライオネル様のかわいい申し出に、わたくしが驚いた。ヤキモチなんて焼かれたら嫌なのかと思っていたのだ。

「まあ、ヤキモチを焼いてもわたくしを嫌いになりませんの?」
「嫌いになどなるわけがない。ヤキモチを焼いてくれるほど、ハーミリアが僕のことを想ってくれているのだと思うと、嬉しい……」
「それでは、これから遠慮なくヤキモチを焼きますわっ!!」

 そうして今日も平和にランチタイムが終ろうとしていたが、ふと気付いたことがあった。

「……お待ちください、それではお見舞いの時はどなたとお話しされてましたの?」
「いや、それは——」

 途端に口ごもるライオネル様に、わたくしは詰め寄る。つい先ほどライオネル様はヤキモチを焼いてほしいと希望したばかりだ。

「ライオネル様、わたくし今かつてないほどヤキモチを焼いておりますわ。お相手はどなたですの?」
「うっ、だから、別にやましいことはないんだが……」
「それでしたら、はっきりとおっしゃってくださいませ!」

 グッと詰まったライオネル様は、小さくため息をついて観念したとばかりに口を開いた。
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