BでLなゲームに転生したモブ令嬢のはずなのに
「で、ミックは? ミックはどうなったの? ジュード様に捨てられた?」

「ミックはね、昔からの幼馴染と付き合ってるらしいわよ。ジュード様に付き合って、ミックもなかなか家に帰れない日が続いたんだけど、ミックの着替えを持って来てくれた女の子がいてね。その子が彼女らしい」

「もしかして、ミックの相手は年上女性ではなくて……」

「そうそう。ミックより三つ年下らしい。意外よね~。ミックの方こそ年上の女性から可愛がられていそうだと思ったのに」

 さすがヘレナ。ジーニアと同じことを思っていたようだ。

「ということで。一件落着。めでたしめでたし」

 無事、あの六人が幸せになるルートを選んだとヘレナは言いたいのだろう。

「も、もしかして。この結末が究極のプレミアム裏ルートっていうもの?」

「じゃない? 私が卒業後に騎士を目指すという異色の選択をしてよかったわぁ。あ、ジーン、結婚式には呼んでね」

 というこれは、中の人が何度も聞いたことがある言葉だ。

「あ、うん。もちろん、ヘレナには友人代表のスピーチをやってもらいたいくらいよ」

 その言葉を聞いたヘレナはニコニコと笑っていた。

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