西野先輩はかまいたい


Side西野先輩



とある結婚式場の受付横。


桃色のクロスがかかった

テーブルの上に

2本のシャーペンが

仲良く並んでいる。




一本は、蛍光きみどり色。

もう一本は、真っ白。


そう!!


これは俺と百合ちゃんが

高校生の時に交換した

思い出のシャーペン達。




「まさか西野が
 初恋の相手を射止めるとはなぁ」


スーツをビシッと着こなすマッキーが

ひじで俺の腕をつついてきた。



「運命の相手だったんだよ。
 俺にとって百合ちゃんは」


真っ白いタキシードの

えりを整えながら

俺はドヤ顔を返す。

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