冷徹上司の過剰な愛
笑っていられるのも今のうちだからね!



「仕事中の難波君はとぉぉっても怖い。鬼みたいに怖い。もう少し部下を思いやる心を持ちなさい。」


「十分思いやってると思うんだけど…?」


「んーん。全然足りない。まぁぁったく足りてませんっ。反省しなさい!分かりましたか?」


「…ふふふ。」


「何がおかしいの…?」


「酔ってる姿も可愛いなぁと思って。」



頬杖をつき、ジーっと見つめてくるその視線から目を逸らす。


そのまま逃げるようにソファまでくると、倒れ込むように横になった。



「……難波さぁん♪だぁぁいすき。」


「………。」



横向きに寝転びながら、離れたところに座る難波さんに視線を向ける。


相変わらず頬杖をついたままの難波さんににっこり微笑み、こんなことを言ってみる。



「…浬君……えっちしよ。」


「……どうしようかな〜?しない、って言ったら?」



っ、しない!?…しないの…?
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