冷徹上司の過剰な愛
それから先生付き添いの元、無事に麻婆豆腐を完成させることができた。…3時間も掛かってしまったけど。



「初めてにしては、すごく上手に出来ていますよ。料理も慣れなので、慣れてしまえば楽しくなってくると思います。これからも頑張りましょうね。」


「はいっ。」



わぁ♪褒められるって快感だな〜。慣れないことで褒められるってかなり気分上がる!仕事も難波さんに褒められたら頑張れそう…!



「では今日はここまでにします。お疲れ様でした。」


「「お疲れ様でした。」」



他の生徒さんが帰って行く中、わたしはホワイトボードをノートにメモしていく。


他の生徒さんたちは、先生の説明を聞きながら器用にメモしていたけど、不器用なわたしにそんな器用なことができるはずもなく……。



「蓮美さん、23時回ったけど大丈夫ですか?」


「あ、…すみません!先生に迷惑ですよね。帰りますっ。」



そうだ。わたしは良くてもこんな時間までなんて先生が迷惑するよね。


急いで片付けをし立ち上がると、なぜかクスクスと笑われた。



「え、何かおかしかったですか?」


「…舞子から蓮美さんのこと詳しく聞いていたので、その通りだなって。」


「っ、……。」
< 196 / 230 >

この作品をシェア

pagetop