冷徹上司の過剰な愛
「…僕じゃダメかな?」


「あ、いえっ!そんな……。」


「じゃ付き合ってくれる?」


「………はいぃ。」



あ〜、なんでそういう返事をしちゃったかなぁ?難波さんは怖い上司なのにっ!鬼なのに!!…わたしのあほ、ばか、まぬけ。



「ん。じゃ今日からよろしく、あのん。」


「っ、あのん…?」


「僕のことは浬って呼んでくれていいから。あと、僕があのんに対する愛は過剰だから覚悟しといてね。」



と頭に触れた難波さんの手にドキッとしたことは、今でも覚えている。


あの時のわたしは、難波さんの告白を承諾したことをかなり後悔していた。でも今は…わたしも難波さんが好きで、大好きだから、後悔なんてしていない。


……まさかこんなことまでしちゃう仲になるなんて…あの頃のわたしには想像もできなかった。


思い出から我に戻り、ふと難波さんを見ると、いつの間にか気持ち良さそうに眠っていた。


…わたし、本当に難波さんとヤっちゃったんだ…?



「っ、……。」
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