冷徹上司の過剰な愛
「っ、……。」


「あのん?呼ばれてるよ。」



なかなか動こうとしないわたしにこっそり耳打ちする舞子に重い腰を上げ、渋々難波さんの元へ。



「さっきのあの態度はなんだ?」


「………。」


「蓮美、聞いてるのか?」


「………。」


「…蓮美、「だってわたしは難波さんの伝言係じゃないじゃないですか。間違ったことはしてません。」



わたしの反論に周りがざわつき始める。


でも正直それどころじゃない。難波さんの顔を見たら、おさまり掛けていたイライラが込み上げてくる。



「蓮美…、」


「用ってそれだけですか?失礼します。」


「蓮美、ちょっと会議室来て。」



…っはぁ。なんでぇ〜?もう今日は帰りたい!帰ってお酒を呑みたいのにっ!!


なんとなく舞子に視線をやると、苦笑いでガッツポーズを見せられた。
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