冷徹上司の過剰な愛
「でも、頼れる上司なんじゃない?」


「え?…、」


「浬はさ、昔っから後輩に慕われてた。あいつ、学生時代はサッカーしてたんだけど、後輩からの尊敬の目はすごかったよ。」



へぇ〜。難波さんサッカーしてたんだ?うわぁ〜、絶対かっこよかったよね!絶対モテたよね!?見てみたかったなぁ。


運ばれてくる高級料理を頬張りながら、難波さんのサッカー姿を思い描いていると、煌さんの声に引き戻された。



「ところでさ?あのんちゃんは浬のことどう思ってるの?」


「え?…どう、って……難波さんは上司ですよ?」


「や、でも上司とは言え、浬かっこいいし、あのんちゃんから見た浬は大人で魅力的なんじゃない?」


「………。」



確かに難波さんは魅力的な人。だから惹かれた部分はあると思う。



「…でもさ、浬は辞めといたほうがいいかなぁ。」



と言いながら、ワインを口にする煌さんを見つめる。


その理由を聞いていいものか…?いや、もう聞かずにはいられない。
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