丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
凱吾と鈴嶺の生活を隠し撮り
鈴嶺と杏樹。
この二人も、最強だった。

天性の才能のような美しい容姿を持つ、鈴嶺。
杏樹だって、負けないくらいの美しい容姿を持つ。

特に鈴嶺は、三大財閥の一つ・宝生財閥のお嬢様。

当時クラスメートからは、別次元だと言われていた。

一般人には、到底敵わないと。



今日は、鈴嶺と杏樹と二人の中学の時の同級生・カナとモトミの四人で女子会だ。

駅で待ち合わせる、四人。

杏樹とカナ、モトミが待っていると、車がゆっくり止まった。

運転席から佐木が出てきて、丁寧に頭を下げてくる。
佐木「お待たせしました」

杏樹「お疲れ様!」
カナ・モトミ「こんにちは/////」
(カッコいい…//////)

後部座席のドアを開ける、佐木。
そして、鈴嶺が出てきた。

鈴嶺「お待たせ!」

佐木「では、お嬢様。
何かありましたらご連絡を。
あと、ここから移動される際も、連絡をくださいね!」

鈴嶺「わかった!」


四人は、駅近くのイタ飯店に向かった。

「━━━━では、メニューが決まりましたらお呼びください」

カナ「何にする~?」
モトミ「ピザ、美味しそう~」
杏樹「でも、スープパスタも美味しそうよ!」
鈴嶺「色々あるね!」

カナ「ん?この、シェアセットってのにしない?
みんなで、シェアするの!」

モトミ「いいよ!」
杏樹「私も、構わないよ!」
鈴嶺「私も、それがいい!
一人じゃ、決められないし」

杏樹「フフ…そうよね、鈴嶺は(笑)」

カナ「ん?それはどうゆう…?」
モトミ「いつもどうしてるの?」

鈴嶺「いつも、凱くんが決めてくれるの!
“これをシェアしよう!”とか“これなら、鈴嶺食べられるでしょ?”とか!」

カナ・モトミ「す、凄い…!」


注文し、四人でシェアしながら話に花を咲かせる。

杏樹「━━━━あ!カナ、彼氏できたんでしよ?
会ったら聞こうと思ってたんだよね!」

カナ「う、うん/////やっとね…/////」

鈴嶺「そうなの!?素敵~!」

モトミ「幸せそうよね!」

杏樹「どうなの?初彼は?」

カナ「うん。この年までいなかったなんて恥ずかしいけど……
そうゆうのも、受け止めてくれた人なの!」

鈴嶺「そうなんだ!
ほんと、素敵/////」

杏樹「そうね!
フフ…なんか、初々しくていいわね!」

カナ「もう、毎日ドキドキしてる/////」

鈴嶺「フフ…可愛い、カナちゃん!」

モトミ「全部が初めてだから、新鮮なんじゃない?」

カナ「あ、そうかも?(笑)
キス一つで、ドキドキ…いや、バクバクって感じ//////」

杏樹「それ以上は?」

カナ「え?」
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