年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
「それにしても食事や振込みまでする必要あるかなぁ」
「そこら辺は結構スマートにしたい人だから」
納得いっていない表情を浮かべながらも、朋絵は思い立ったように言った。
「じゃあさ、沙織は次の相手探してるって感じ?」
「うーん、もう少し落ちついてからって思ってはいたけど、このまま独身生活って寂しいよね……」
子どもも欲しいし、何より誰にも愛されず生涯孤独で死んでいくのは絶対に嫌だ。
すぐにとはならないけれど、いつかは相手が欲しい。
私の言葉を聞いた朋絵は誇らしげに笑い、スマホをイジリ出した。
「ちょうどいい人がいるのよ。私の幼馴染でね、まっすぐでいい人なんだけど、もう3年くらい相手いなくって……沙織となら話も会うと思うの。ちょっと呼んでみるね!」
「そ、そんな早くに……」
「出会いがあったらすぐ行動しないと、いい人がいたらいいなぁって思ってる間にどんどん歳重ねちゃうんだから」
うう……このセリフをまさか離婚してから聞くことになるとは思わなかった。
でも朋絵の言う通りだ。
一度結婚している分、次の相手には臆病になっているし、私の性格から考えると先伸ばし先延ばしにしてけっきょく気づいたら何も出来てなくて焦るってことが多いから。