年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
何で知ってるの?
園城さんは離婚したことをまだ誰にも言ってないと言ってたはずだ。それなのに、知っているってことはどこからか漏れたか、私たちの話を聞いていたか。
私は警戒しながら、彼を見る。
「そんな危ない奴を見るような目しないでよ。可愛い顔が台無しだよ?」
どちらにせよ怪しい。
警戒心剥き出しでいたら、じり、じりとゆっくりこちらに近づいてきた。
「な、なんですか……」
顔には笑顔を浮かべているけれど、何を考えているのか分からない。
「マイルス・モートのドレス、君にピッタリだ。これは悟が選んだのかな?」
「……っ、」
この人は危険だ。瞬時に頭が警笛を鳴らす。
「あの、あなたは一体誰なんですか……!」
私が後退りながら強く尋ねた時。
「吉野!」
どこからか聞き馴染みのある声が聴こえてきた。
慌てた口調でこちらに駆けつけて来るのは園城さんであった。
園城さんは、庇うように私の前に立つと彼を睨み付ける。
2人は知り合い……?
「彼女に話しかけるなと言ったはずだが?」
「釣れないこと言うなよ。俺だって話してみたいじゃん?悟が選んだ女性とさ」