クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
 この部屋の扱いに慣れているようだけれど、まさか頻繁に泊まったり、遊びに来たりしているのだろうか?

「こっちも見てみるか?」

「あ、うん」

 透哉さんに言われ、隣の寝室に向かう

 寝室は部屋の真ん中にキングサイズのベッドが置かれていた。

 幼い頃、ひそかに憧れていた天蓋付きベッドだ。ここで眠る二人を邪魔しないように用意されたであろう紗(うすぎぬ)のカーテンが、妙に私の胸をどきどきさせた。

 リビングにあんな大きなテレビがあったのに、ここにもテレビがある。いくら部屋が広いといっても、寝室からリビングまで十秒もかからないのに、こういう贅沢がセレブらしさなのかもしれない。

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